都立中学受験のために子どもを塾に通わせようと考えているのであれば、都立中学受験で行われている適性検査の内容をよく理解しておくことが大切です。一般的に私立中学の受験では、国語と算数、理科と社会の4教科や国語と算数の2教科のテストを受けることによって合否が決まります。しかし都立中学の場合は、国語や算数と教科別に分かれているのではなく、主に文系と理系の二つに分かれている適性検査によって合否が決まるという特徴があります。適性検査では私立中学のような知識を問う問題は出題されることはなく、適性検査で問われる内容は大きく分けて読解力と表現力になります。
だからといって小学校で習う基礎学力ができていなくても大丈夫という訳ではなく、計算や漢字などの基礎学力ができた上で、文章や資料を正しく読み解く力が必要です。このように私立中学と都立中学では、出題される内容が異なるので、都立を受験するのであれば専門の塾に通う必要があります。専門の塾で適性検査独特の出題形式や解答方法をしっかり身につけ、過去問を何度も解いておくようにしましょう。都立中学の教育内容は学校ごとにそれぞれ異なるので、学校の特色に合わせて作成された独自問題が出題されることがあります。
さらに学校によっては適性検査の項目を1つ増やして合否を判定する場合もあり、受験する学校ごとにしっかり対策することが大切です。独自問題は理系に力を入れている学校では、分析のような理系色の強い問題が出題されます。